記念の地

記念の地

ドイツの史跡を訪ねて

Berliner Mauer – © visitBerlin.de-Koch

数多くの記念の地が、ベルリンの激動の過去を思い起こさせます。

Berliner Tiergarten(ベルリン・ティアガルテン)にあるDenkmal für die ermordeten Juden Europas(虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)には様々な高さの石碑が2,711本あり、ホロコーストが思い起こされます。

この記念碑の近くには、ナチズムに迫害された同性愛者の記念碑があります。Potsdamer Platz(ポツダム広場)からさほど遠くないところにあるTopographie des Terrors(テロのトポグラフィー)は、旧国家保安本部のあった歴史的な場所であり、第三帝国時代の迫害とテロに関係した行政機構を記録しています。

Gedenkstätte Sachsenhausen(ザクセンハウゼン記念館)
は、1936年にオラニエンブルク近郊に開設された強制収容所の歴史を1961年より伝えており、10の常設展は昨年新たに構想されました。Bebelplatz(ベーベル広場)には、イスラエルの芸術家ミハ・ウルマンの手による記念碑、すなわち空っぽの本棚が並ぶ地下の図書館があり、1933年に起きた焚書を思い起こさせます。北駅の近くには、長さ1.4㎞に及ぶGedenkstätte Berliner Mauer(ベルリンの壁記念館)があり、1980年代末の、東西ベルリン国境施設の様子を伝えています。当時の国境地帯沿いにある敷地には資料館と展示があり、分断の歴史がまざまざとよみがえってきます。またCheckpoint Charlie(チェックポイント・チャーリー)は、ベルリンで最も有名な国境通過地点でした。

現在ではMauermuseum(壁博物館)の講演や展示で、壁の建設と東ドイツからの脱出の試みを知ることができます。2012年夏には、冷戦に関するインフォメーションセンターとしてブラックボックスがチェックポイント・チャーリーに誕生しました。この地に開設される冷戦博物館の先駆けとなるものです。チェックポイント・チャーリーの近くにあるBerliner Bildungszentrum der Bundesbehörde für die Stasi-Unterlagen (BStU) (シュタージ文書連邦機関のベルリン教育センター)では、東ドイツの国家保安省(MfS)の歴史を見ることができます。リヒテンベルクにあるかつての同省の歴史的建物には、現在、ノルマンネン通り研究・記念館、Stasimuseum(シュタージ博物館)があります。文化財として保護されているフリードリヒ通り沿いの「Tränenpalast(涙の宮殿)」では、ドイツ連邦共和国歴史博物館財団による常設展「極限体験。ドイツ分断の日常」を通し、分断されたドイツでの個人の日常生活を見ることができます。この場所は、かつて東西の国境通過地点だったところです。

国際的な芸術家たちが色彩豊かに描いたEast Side Gallery(イーストサイドギャラリー)はフリードリヒスハインにあり、ベルリンの壁の名残です。1,316mのこの壁は、世界最長の野外ギャラリーとなっています。Treptower Park(トレプトアパーク)にあるソビエト顕彰碑は、広さ100,000㎡を誇るドイツ最大の記念碑です。5,000名を超すソビエト兵がここに眠っています。かつて国家保安省の未決拘留施設があった場所には、Gedenkstätte Hohenschönhausen(ホーエンシェーンハウゼン記念館)があり、東ドイツの拘置所の歴史と政治的迫害を知ることができます。

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